『湧き水のキハダコーラ』試飲レビュー!

奈良県ご当地クラフトコーラ誕生

 1300年の歴史がある奈良の胃腸薬「陀羅尼助(だらにすけ)」をモチーフにした「湧き水のキハダコーラ」。2021年3月31日に発売され、その後一週間で品薄状態になってしまった、奈良県発の人気クラフトコーラです。

キハダコーラに関しての過去の記事もございますので御覧ください!

外観

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 まず目に付くのが真っ赤なラベルです。コーラといえば「赤色」というイメージが定着していますが、クラフトコーラのラベルに赤色を採用しているものはパッと思い浮かばないですね。そういう意味でかえって新鮮な印象を与えています。

 ラベルデザインの四隅には、このコーラの名前にもなっているキハダの葉と実が描かれています。キハダとは日本の山地に広く分布する落葉高木であり、幹の内皮が鮮やかな黄色であることから「黄肌」ともいわれているそう。その樹皮を加工し乾燥させると「黄柏」となり、古くから胃腸薬として使用されていたそうです。そしてキハダコーラに使用されているのは、その果実の部分となります。

試飲

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 原材料は、てんさい糖、レモン、かぼす、カルダモン、クローブ、シナモン、オールスパイス、ジンジャー、紫ウコン、キハダの実です。

  香酸柑橘で纏められているためか、平均的なクラフトコーラよりも酸味は強めです。そして柑橘類の香りが芳醇で、全体としてフレッシュでシャープな印象を与えています。後味は紫ウコンや生姜、スパイス類が鋭く主張し、さすが和漢薬リスペクトといったところでしょう。しかし薬っぽさは感じず、ガツンとしながらも非常に飲みやすいと思います。

 また、キハダ感に関してはキハダの実を詳しく知らないため何とも言えないのですが、シロップの中には黒い粒子が入っていました。クラフトコーラの材料によく使われる黒胡椒やバニラビーンズ等もこのコーラには入っていないため、これがそうなのだと思います。キハダの実はハッカに苦味を加えたような味だと例えられるようで、確かに舌が少しスースーとするかな?と思いました。

総括

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 薬膳として語られることも多いクラフトコーラですが、キハダコーラは清涼飲料と薬膳の中間に位置していると感じました。地元奈良の文化や歴史をアピールしつつ、飲料としての飲みやすさも追求していくというバランス感覚が素晴らしいと思いました。

 販売元の農業生産法人有限会社ポニーの里ファームさんでは、キハダの植樹や廃棄部位の再利用等を行っています。キハダコーラからも、地元に由来のある素材を大切にしたいという強い想いを感じました。こういった優しい願いがローカルコーラを通じて広がり、その地域の力になるとすれば、それはとても素晴らしいことだと思います。

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※今回は販売元である「有限会社ポニーの里ファーム」様より、湧き水のキハダコーラをご提供して頂きました。この場をお借りしまして、改めて御礼申し上げます。

特に断りが無い限り、画像はすべて筆者が撮影したものです。

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