魅惑の新星、『紺金コーラ』

邂逅

 新たな巣晴らしいコーラとの出会いは、何の伏線も無く「突然」であることが多いです。

 普段街へ繰り出せば飲料の自販機や飲食店の店頭など、色々余所見をしながら歩いていますが、そういった時に限って新たなコーラは見つからないものです。インターネットでも同様に、コーラで検索をかけている時はあまりいい成果が出ません。

 そして今回も、まったく関係ない調べものをしていて太田市について検索をしている際に、以下のツイートを発見したのです!

 ツイートされた方は、『紺金(こうがね)コーラ』をデザインされたグラフィックデザイナーの佐藤浩二氏。シックなカラーに箔押し加工がされたフクロウのラベルがとてもお洒落で印象的です。

 画像を見た感じだと瓶が2種類あって、中の液色の濃さが違いますね。蓋を開けてすぐ飲めるRTDのタイプと、炭酸水で割って飲むRTSタイプを一度に発売するのですかね?両方同時に発売するクラフトコーラは私の知る限りで前例はないですね。えっ、よく調べると店頭でもプラスチックカップで売ってるの?

 通販での発売は5月末から開始予定だそうですが、それまで待っていられない!。そう思った私は次の仕事休みの日、北に向かう電車へと乗っていました。

群馬県太田市の喫茶店「FUIGO」へ!

東武鉄道太田駅

 というわけでやってきました!東武東上線の太田駅です。紺金コーラを販売する喫茶店「FUIGO」さんの最寄り駅となります。FUIGOさんまでは駅からは約4kmほどです。

喫茶店FUIGO、店舗外観

 徒歩でも1時間弱なので普段なら散歩がてら歩くのですが、数日前から足の調子が良くないため今回はタクシーを利用しました。立地的にも地元の方々も自動車でいらっしゃるのではないでしょうか。

喫茶店FUIGO、店内

 入り口に扉が無いため開放的で清々しく、木目調の落ち着いた雰囲気の店内です。お店の方もとても気さくで、会話をしながら自然と笑みが溢れます。そのため注文してからの待ち時間の間も、とても楽しく過ごすことができました。

喫茶店FUIGO、店頭

 瓶の紺金コーラを今回は4本注文したのですが、お店の方が「普通のコーラと違って結構スパイスが強いですが大丈夫ですか?」と気を使ってくれました。確かにクラフトコーラを初めて飲む人の中には、そのスパイス感に驚かれることも多いと聞きますので、そういった声掛けは非常に大切なことであると思います。

紺金コーラ参上!

紺金コーラ

 紺金コーラは店頭用のプラスチック容器に入ったものと、自宅で冷やして飲む瓶のRTDのものと二種類あります。どちらも箔押し加工がされたフクロウのラベルがキラリと反射し高級感が漂います。黄金色の液体も相成って非常に美しいですね。ちなみにプラスチック容器の方はストローは付属せず、蓋に吸い口が付いています。また、今のところシロップでの販売は未定だそうです。

 公式のInstagramで「クラフトライムコーラ」と称している通り、ライムの柑橘感がコーラ全体を包んでいる印象を受けます。その他使用されている材料はきび砂糖、シナモン、クローヴ、ナツメグ、カルダモン、ブラックペッパー、ローレル、コリアンダー、バニラビーンズと、一般的にクラフトコーラに使用されているもので纏められていますが、その配合のバランスが絶妙で、かつ非常に丁寧に作られているのだろうと感じました。香り、味、甘さ、スパイス感、ハーブ感、舌触り、温度、どれをとっても申し分ありません。それは私にとって理想的な味わいでした

 私の家からFUIGOさんのある太田市までは距離にして80km程ありますが、このコーラを飲むためであればそこまで遠い距離ではないと感じます。そしてその様に思わせてくれるコーラは非常に稀です。本当に美味しかったです。

 瓶RTDの製造は、「カニ・コーラ(新潟)」や「くじら潮吹きコーラ(千葉)」など、ご当地コーラの開発で有名な鹿児島県徳之島のタートルベイ醸造が請け負っているようです。店頭で売られているものより全体的に味わいが丸くまったりとしています。ボトリングされたものも充分に美味しいのですが、やはり店頭のものと比較すると新鮮さや鋭さが若干失われているように感じます。機会があればぜひ、店頭で飲まれることをオススメ致します

ごちそう様でした!

【公式LINK】
<BLACKSMITH COFFEE (FUIGO) OFFICIAL>
https://blacksmithcoffee.localinfo.jp/
<Instagram>
https://www.instagram.com/blacksmith.coffee/

特に断りが無い限り、画像はすべて筆者が撮影したものです。

紺金コーラ
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