【北海道クラフトコーラ クラウドファンディングページ】
https://camp-fire.jp/projects/view/502165
===2021年12月30日までです!!!===
クラフトコーラの懐の深さ
「新たなクラフトコーラとの出会い」というのは、言い換えれば「新たな素材との出会い」でもあります。
数年前まで唐辛子と胡椒くらいしかスパイスの種類を知らなかった私ですが、今ではスパイスの一覧が書かれているサイトを見ると、結構口にしたものも多く、自分でも驚きます。勿論それらは全てクラフトコーラで味わったものです。
また、地域色の強いクラフトコーラであれば、例えば柑橘類をはじめとする地産の食材を使用したものが多くみられ、島ミカンや地元のハーブや近海でとれた塩、きのこ類までが融合し、あらゆる食材がそれぞれクラフトコーラへと昇華されていきました。
勿論、それらをクラフトコーラと掛け合わせる作り手の方々の手腕も素晴らしいのですが、そもそもクラフトコーラにはどんな素材であれ受け入れてしまう懐の深さがあると思っています。そのため、クラフトコーラはこんなにも早く全国的に様々な業種の方々へと広がり、作り手の生き様を表現できるドリンクとして注目されているのだと思います。
そして今回もまた、新たな素晴らしいクラフトコーラに出会いました。
北海道発の「北海道クラフトコーラ」!
北海道クラフトコーラは、「ファーマーズキッチン オノリシャス」さんが開発されたクラフトコーラです。開発されたのはオノリシャス店主の小野さんと、パートナーの木村さんです。お二人とも北海道の出身で、今年の夏まで小野さんは東京のホテルのフランス料理店に、木村さんは東京のグルメバーガーのお店に勤務されていました。
現在はお二人とも北海道に戻り、来年の春オープン予定のキッチンカーの準備をされているそう。キッチンカーでは、季節に合わせて作る北海道クラフトコーラと、手伝っている祖父母の農家で栽培された野菜を使ったコロッケを販売する予定です。
フランス料理の経験から小野さんはスパイスとハーブに造詣が深く、木村さんはグルメバーガーのお店がクラフトコーラを作っていたこともあり、クラフトコーラについて詳しくなりました。更に小野さんは毎日コカ・コーラを飲まれていたほどコーラが大好きだったため、北海道で新しいことにチャレンジしようと思った際、自然と今回のクラフトコーラの開発へと繋がったそうです。
「オノリシャス」という言葉は「オノ」の部分がハワイ語で「美味しい」という意味で、それと英語の「デリシャス」を掛け合わせたものです。ハワイの方々は美味しいものを食べた際にこのスラングを使いますが、勿論今回の場合は「小野さん」という意味も含まれています。屋号を決める時「名前はこれしかない!」と思われたそうです笑
滝上町の和ハッカ畑
さて、ご当地のクラフトコーラを開発する際の材料として、地産の柑橘類を使うことがよくありますが、北海道は柑橘類に関してはあまり栽培されていない地域です。そこで小野さんが目を付けたのは北海道滝上町の「和ハッカ」でした。実際に畑にいき和ハッカを口にしたとき、「これしかない!」と確信し、ハッカフレーバーのクラフトコーラの開発を始めました。
滝上町は日本の和ハッカの生産量の約95%を占めています。
ミントフレーバーのコーラといえば欧米ではたまに見かけますが、日本では馴染みがないですね。ここ10年だと、2015年に発売されたカロリーゼロ飲料の「ペプシスペシャル レモンミント」くらいでしょうか。ペプシスペシャル レモンミントは、偶然にも函館を旅行中に薬局で買いました笑
それ以外では私もミントフレーバーのコーラは全く経験がないので、日本のハッカを使用した、さらに言えば有糖のものがどんな味になるのか、最初にクラウドファンディングのページを見たときはとても興味が湧きました。
北海道クラフトコーラ 完成イメージ図
今回、北海道クラフトコーラは瓶入りRTDでの製造となります。クラフトコーラはシロップ瓶での販売が主流ですが、今回瓶入りRTDを選択された理由は「“すぐに飲みたい”という需要に応えたい」からだそう。これは、お二人の経験に基づいています。
先述した通り、お二人は今夏より農作業をされており、暑い日の休憩時間にコーラを飲みたいと思った際、氷や炭酸水を用意する必要のあるシロップタイプのクラフトコーラの場合、その分飲むまでに時間が掛かってしまいます。夏のうだる暑さの中では一秒でも早く飲みたい。そう強く思った結果、コストが掛かってもRTDタイプにしようと決断されました。
ちなみに充填を行う製造者さんは、北海道のソウルドリンク「コアップガラナ」も作られており、瓶に関してもコアップガラナに使われている特徴的な形状のものを流用しています。それにしても、コアップガラナはコカ・コーラに対抗するために開発された経緯があるので、その瓶にコーラを詰めると聞いた時は、なかなか衝撃でした笑
北海道クラフトコーラ徹底レビュー!
現時点でボトリングされたものはまだできていないため、シロップタイプのサンプルをレビュー用として頂きました。ご丁寧に炭酸水やコアップガラナまで同封されており、恐れ入ります。
シロップの現在料は、てんさい糖(北海道製造)、和ハッカ(滝上町)、レモン果汁、ライム果汁、シナモン、クローブ、オールスパイス、カルダモン、ブラックペッパー、ホワイトペッパー、カイエンペッパー、バニラビーンズ、食塩となります。
シロップの製造は帯広市内のお豆腐屋さんである「中田食品」さんです。中田食品さんは、北海道のクラフトコーラの先駆者的なブランドである「十勝夕暮れコーラ」の開発メンバーの方が経営されています。
素材から製造過程まで北海道に所縁のあるものばかりです。そんな拘り抜いたクラフトコーラはどんな味がするのでしょうか?
頂いたシロップを、瓶入りRTDと同じ割合で炭酸水と混ぜてみました。通常のシロップ瓶で販売されているクラフトコーラと違い、スパイス類の沈殿物など殆どありません。しかし、これでもまだ濾し方が足りないらしく、炭酸飲料の充填機械の目詰まりを防ぐため、もう一回濾して徹底的に粒子は除くようです。そのため完成した瓶入りRTDはクラフトコーラにしてはかなり滑らかな触感になることが予想されます。
肝心の味ですが、クラフトコーラとハッカフレーバーのシナジーがかなり良い感じです。飲む前の香りはコーラとハッカが大体半々くらいです。口に含むと最初はてんさい糖と柑橘類のオーソドックスなクラフトコーラの味わいが広がりますが、飲みこんで口の中の液体が空気と混ざり鼻を抜けると、ハッカの香り豊かな清涼感が顔中に広がります。以降も口の中がスース―して、なんとも清々しい気分になります。
「和ハッカの清涼感をスパイスが邪魔しないようにする」ことを特に気を付けられたそうで、その想いの通り和ハッカとスパイス感のバランスも絶妙です。スパイス感は控えめながらも弱いということもなく、和ハッカとスパイス両方の覚醒感を得られます。総合的にも完成度は非常に高いです。
総括
私はこれまで、コーラとミントとの相性はそんなに良くないものだと考えていました。過去ミントフレーバーのコーラを飲んだ時、ただでさえ清涼感のあるコーラに、更に別のベクトルの清涼感があるミントフレーバーが追加され、とてもちぐはぐな味になっていると感じたためです。
ただしクラフトコーラというものは、まったりとコクのある砂糖の甘味が主体でありこってりしているため、通常の柑橘類だけだと力不足に感じることが結構ありました。その点和ハッカは、その力不足分感を充分に補っており、いわゆる一般的な炭酸飲料に感じるような爽快な清涼感を手に入れています。
小野さんと木村さんはこの北海道クラフトコーラを「真夏の暑い時期や、冬でも暖房の良く効いた室内で飲んで欲しい」と語りました。このコーラはそういったシチュエーションにうってつけの味わいで、更に瓶入りRTDとなれば鬼に金棒です。和ハッカの収穫時期の都合で真冬のデビューとなりそうですが、私はリターンで頂く予定の瓶を何本か夏までとっておきたいと思います。
真夏にどんなシチュエーションで北海道クラフトコーラを飲もうか、今から楽しみで仕方ありません!
クラウドファンディングは12月30日まで!
北海道クラフトコーラは現在、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて支援を募集しています。締め切りは12月30日までですので、皆さんもぜひ支援して味わってみてください!
北海道発!!おいしいコーラがのみたい!!!
https://camp-fire.jp/projects/view/502165
【北海道クラフトコーラ リンク】
<Twitter>
https://twitter.com/GptI9so7PqhpvqU
<Instagram>
https://www.instagram.com/onorisyasu/
※今回はファーマーズキッチン オノリシャスさんより、シロップのサンプルをご提供して頂きました。この場をお借りしまして、改めて御礼申し上げます。
※ロゴや関連する写真などは、オノリシャスさんに全て許可を頂いて掲載しております。