【1,500本限定生産】アップルパイ味のペプシコーラ『Pepsi Apple Pie』本邦初、試飲レポート!

前置き

ペプシコーラについて語るうえで、まず間違いなく出てくるのが「変な味のペプシコーラ」についての話題です。2007年に発売されたキュウリ味のコーラ「ペプシアイスキューカンバー」や、2009年に発売された小豆味の「ペプシあずき」などは、飲んだことは無くとも皆さんの記憶にも強烈に残っているのではないでしょうか?

私がコーラ収集を意識し始めたのが2010年の夏ごろのため、それ以前に発売された変わり種のペプシコーラは持っていないのですが、押入れを探したらいくつか見つけました。左から「塩スイカ味」「モンブラン味」「カリビアンゴールド味」です。塩スイカは清涼感があるのでまだ解ります。モンブランも味の想像ができるのでまあいいでしょう。ただし、カリビアンゴールドに関しては、もはや何だか解りません!

このように、ペプシコーラの「チャレンジ精神」は強烈な印象を消費者に植え付け、今なおも語りづがれる存在となっているわけです。そしてそれはアメリカ本国でも同じことなのです。

アップルパイ味、登場

感謝祭も間近に迫る2020年11月17日。米ペプシコの公式ツイッターに一件のツイートが投稿されました。

TOEIC100点を誇る私が翻訳サイトを駆使して翻訳してみます。

☑焦げた生地
☑多すぎた塩
☑調理不足の料理

失敗した料理の写真をハッシュタグ #PepsiApplePie で共有して、ペプシアップルパイ味をゲットしましょう。

微かな温かいシナモンの香り、バターの香るパイ生地と新鮮なリンゴ。これはあなたが調理する必要のない最高のパイです。

まあ、平たく言ってしまえば「飲むアップルパイ作ってやったから料理失敗する位ならこれ手に入れて飲みゃいーじゃん!」ということです。

ちなみに数には限りがあり、ペプシアップルパイは1,500本の限定製造です。容器は2リットルのペットボトルだけですから、全体で3,000リットルしか作られていないことになります。入手方法は、TwitterかTikTokでペプシ公式アカウント(@Pepsi)をフォローし、上記ハッシュタグと一緒に失敗した料理の写真を投稿します。そして先着1,500名が、ペプシアップルパイを手にすることができるのです。

Twitterには失敗した料理の写真が多数投稿され、勿体ないとは思いながらも、見ていて結構面白いです。一部を載せておきます。

このように、アメリカではそこそこ盛り上がったペプシアップルパイですが、日本では殆ど話題になることはありませんでした。日本のニュースサイトが何本か記事にはしていますが、実際に飲んでみた感想はありません。入手のハードルも高いので致し方ないことです。

しかし、ここは「Cola Fan」。コーラ専門のwebメディアです

もちろん入手しましたよ!

アップルパイ味、襲来

でーん

さて、こちらが先日アメリカより届きました『Pepsi Apple Pie』です。日本の変わり種のペプシコーラは大体500ml前後であることを考えると、これは2,000mlと圧巻です。食料品が何でもかんでも大きいイメージのあるアメリカですが、変なコーラまで大きいとは。というのは冗談で、アメリカで過去発表された変わり種のペプシコーラも、大体日本と変わらないサイズ感です。「祝日祭の時に家族や仲間と飲んでね」という意味合いから、このようなサイズになったのではないでしょうか。

ラベルの中央を飾るのは勿論アップルパイ。現行のペプシのロゴをなぞるように切れ込みが入っているのが可愛いらしいですね。そしてその周りにはリンゴやフォーク、オーブンミトン、盛り付けられたアップルパイカット等が配置され、全体の色合いも良く、見ていて非常に楽しい気分になります。

蓋を開けた時に感じるのは強いバニラ感と、若干のシナモン感でした。コップに注ぐと弾けた泡によってそれらの香りがより際立ち、柑橘系の香りも加わることによって、コーラらしい香りが立ち上ります。飲んでみると一番最初にリンゴの爽やかな香りを感じますが、すぐ後を追うようにバニラ感、シナモン感が加わり、それらはアップルパイにフィリング(中身)として入っているリンゴの味わいを上手く再現しているように感じました。柑橘感含めて酸味は控えめで、後味は非常にまったりしていますが、コーンシロップ一本で砂糖を使用していないためかダルさを感じず、予想以上に後味はサッパリとしています。あとはもう少しパイ生地の香ばしさというかコクというか、そういったものが表現できているとより良かったと思います。

結果として非常によくできたフレーバーだなあ、という感想を抱きました。2リットルを1人で飲むのは大変なため、今回は総勢4名の方々にペプシアップルパイを飲んで頂きましたが、皆さん「思った以上に美味しい」という感想を口にされていました。私を含めてやはりどうしても「変な味のペプシ」の延長線上として最初から捉えてしまっていたのですが、これは大きく反省すべき点です。日本で一般販売してくれれば、定期的に買うと思います。チリドッグみたいな辛い食品と一緒に飲むと最高でしょうね。

感謝祭はおろかアメリカを代表するデザート「アップルパイ」。コーラとのシナジーは、ペプシへの固定観念を崩すほどに強力なものでした。

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