アメリカやヨーロッパの映画やドラマを観ていると、たびたびコーラやスプライトなどの炭酸飲料を飲んでいるシーンに遭遇しませんか?
また、筆者がヨーロッパに短期滞在していた時に驚いたことの1つが、レストランのメニューで水よりも缶の炭酸飲料の方が圧倒的に安かったことです!スーパーでも甘い炭酸飲料だけでなく純粋な炭酸水が、日本と比べて種類豊富に取り扱われていたことを覚えています。
このように欧米諸国のドリンクの中で、メジャーな地位を築いている炭酸水。なぜこれほどまでに欧米諸国で炭酸水がよく飲まれているのか、その理由に迫ります!
ヨーロッパ大陸の地形が関係している
炭酸水が欧米諸国でよく飲まれている理由の1つに、そもそも天然の炭酸水がヨーロッパでは日本よりも多く流通していることが挙げられます。
ヨーロッパ大陸の地形や火山の影響で炭酸ガスを含む水源が多く、天然の炭酸水が広く飲まれるようになりました。
また、大陸では硬度の高い地下水(硬水)が採れますが、この硬水が炭酸との相性が良くヨーロッパやアメリカで純粋な炭酸水が豊富に作られている理由でもあります。
洋食との相性抜群
和食と比べて油分が多いイタリアンやフレンチ、ドイツ料理、ハンバーガーなどのアメリカ料理と合うのが爽快感のある炭酸飲料です。食事中や食後にリフレッシュとして飲まれています。
確かに和食を食べるときに炭酸水を飲むことはあまりありませんよね。日本で食事のときにお茶を飲むのと同じ感覚で、欧米諸国では食事のときに炭酸飲料が飲まれているようです。
純粋なミネラルウォーターが高い
日本と同じように安全な水道水が飲める欧米の地域もありますが、基本的には水を飲むならボトルに詰められたミネラルウォーターを飲むのが一般的です。スーパーでは日本と同じぐらいか少し高いぐらいの値段でミネラルウォーターが手に入ります(銘柄によって値段はまちまち)。
しかし、レストランでミネラルウォーターを頼むとかなり割高で、ほとんどのお店ではミネラルウォーターを注文するよりもコーラやスプライトなどの缶入りの炭酸飲料を注文したほうが安いことが多いのです。だから、水道水よりも安全でミネラルウォーターよりも割安な炭酸飲料が広く飲まれているのかもしれませんね。
炭酸水から見る日本と欧米の違い
今回は炭酸水をグローバルな視点で解剖してみました。食文化の違いや地形の違いが飲み物にも影響を与えていたのは面白い発見でした!
世界の炭酸飲料事情について、もっと知りたくなったのではないでしょうか…?