130年以上愛されるコカコーラの味を変えた「コーラ戦争」とは? 知っていると会話が弾むコーラのお話

コーラ美味しいですよね。個人的には甘さ控えめのものが好きだったりします。

運動した後やリフレッシュしたい時に飲む方も多いのではないでしょうか。

その「コーラ」の語源がアフリカに生育する植物だったというのは知っていますか?

今回は「へぇ~そうなんだ~」と思うようなコーラに関するお話を2つお届けします。

誰かと一緒にコーラを飲んでいる時、会話にちょこっと挟んでもらえたら幸いです。

コーラの実もリフレッシュ効果あり!

コーラ(植物)とは西アフリカに植生するコラノキ属の植物の総称です。

中程度の高さの常緑樹で、コーラの種子は赤または白色のナッツだそうです。

Wikipediaより引用

この種子が「コーラナッツ」と呼ばれ、開発当初は材料として使われていたそうなんです!

オレンジの果汁を絞ったのが「オレンジジュース」で

コーラの実を潰して甘く味をつけたのが「コーラ」だったんですね。(もちろん他の材料も入っていますが、、、)

この事実だけでもわたしは面白いな~と感じてしまいます。

現在は「コーラナッツ」エキスを使わずに作るコーラ(飲み物)がほとんどですが、

銘柄によってはまだ、コーラの実を使っているそうです。

(世界で初めてのクラフトコーラ「伊良コーラ」は「コーラの実」を使っていますよね)

「コーラナッツ」はもともとは、少しづつ噛み砕いて楽しむ嗜好品だったそうです。

1~4%程度のカフェインが含まれていて噛むと強い渋みを感じるものの、一時的に空腹感を紛らわせることができるそうです。

強い渋みがあるのに、食べていたんですね。。それだけ昔は食べるものがなかったということでしょうか。

ちなみに近年アフリカ西部の若い世代は、あまりコーラナッツを噛まないらしいです。

理由は、コーラナッツを常用すると歯の表面にステインが付き、着色の原因になるから。だそうです。

豊かになってきた証拠、とも言えます。

コーラナッツに含まれるカフェインや他の成分により、口内をリフレッシュすることができるため

口臭抑制や唾液分泌促進を目的に歯磨き粉などの製品が開発されているそうなんです。

こんな感じに会話に挟むのはどうでしょうか

「コーラって元々はコーラっていう植物が材料だったんだって~

アフリカではコーラの実を噛んで、口内リフレッシュしてたらしいよ!

今も口臭抑制の成分として注目されてて、歯磨き粉とかにも使われてるらしいよ!」

コカコーラの味を変えた「コーラ戦争」とは?

「コーラ戦争」とは80年代から90年代にアメリカで繰り広げられた「コカコーラ」対「ペプシ」の比較広告のことです。

「こっちの方が美味しい」

「こっちの方が人気がある」

と真っ向から対立して、激しい競争が続いたそうなんです。

「コカコーラとペプシどっちが好き~?」の質問は今も健在ですよね。

この「コーラ戦争」も調べていくとなかなか面白いです。

コカコーラは開発されたのが1886年と言われていて

ペプシコーラはそこから8年遅れて、世に生み出されます。

コカコーラは初代社長キャンドラーのマーケティングによって

アメリカ全土に広まっていきました。

無料ドリンク券を配ったり、ロゴの入った時計、カレンダー、その他グッツを配布したりと画期的なPR戦略を次々に打ち出し、知名度をぐんぐん上げていったようです。

ブランドカラーの赤やロゴはその頃から変わっていません。

130年以上も前の話ですが、現在でも通用するマーケティング方法ですよね~コカコーラ、やっぱりすごいな~

歴史も面白い。

一方ペプシは超低価格で販売するなど、巨大な競合相手に挑みます。

そんな中、状況を一変させる出来事が起こります。

ペプシチャレンジ」という言葉を聞いたことはありますか?

ブランド名を隠して行われたコカコーラとの味覚調査です。

ここでなんとペプシコーラがコカコーラよりも高い評価を受けます。

この味覚調査は、そのままコマーシャルとして放映され、それはそれは大きな反響を呼んだそうです。

あまりの反響の大きさに王者コカコーラは、巨額の費用を投じた

製品開発の末「ニューコーク」としてペプシに負けないコーラを作りました。

長年愛された味を変えてしまったのです

これにコカコーラファンは大反発し、抗議デモも起きたほど。

3ヶ月後にはコカコーラを元の味に戻したそうです。

いつの時代も「チャレンジャー」の仕掛ける作戦は恐ろしいですね。

「王者」は変わるべきところは変え、変えてはいけないところは守らなければ生き延びることはできないのかもしれません。

こんな話を思い出しながら飲むコーラはまた一味違うかも。いかがでしょうか。

おまけ

「コーラ戦争」を調べていたら、なぜだか瓶のコーラが飲みたくなってしまいました。

コーラを世に広めようと尽力した人たちに思いを馳せてしまったからでしょうか。笑

あの特徴的な瓶の形(くびれ)も他社のコーラと差別化を図るために、暗闇でもコカコーラと気づいてもらうために開発されたそうです。

当時アメリカで流行っていたスカートの形を模してデザインされたそうですね。

次のお休みは、ヴィレッジヴァンガードで瓶のコーラ飲みま〜〜す!

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